
Scratch(スクラッチ)とは?小学生に大人気のプログラミング学習サービスを解説!
小学生に大人気のプログラミング学習サービス「Scratch(スクラッチ)」の特徴や魅力、子供に選ばれる理由をわかりやすく解説します。

「子どもがプログラミングのScratch(スクラッチ)をやりはじめた」
「そもそもスクラッチって何?」
「スクラッチでプログラミングが学べるの?」
お子様のプログラミング学習について、こんなことを思っていませんか?
最近では、プログラミングが子供たちにとって、どんどん身近な存在になっています。
ですが、保護者の方たちのような親の世代は、プログラミング経験が無い方のほうが多いのではないでしょうか。
「プログラミングって子供には難しいのでは?」
「小学生でも楽しく学べる方法はあるの?」
と気になっている方も増えています。
そんな中、小学生に人気のプログラミング学習ツールとして存在するのが「Scratch(スクラッチ)」です!
ゲームやアニメを作りながら、直感的にプログラミングを学ぶことのできるこのサービスは、日本の小学校でももちろん、世界中の子供たちに利用されています。
利用者数は世界で1億人以上と言われ、子供のプログラミングツールの代名詞的存在になっています。
この記事では、「Scratchとはどんなものなのか?」「小学生や子供たちに人気の理由」「どんな学習ができるのか」を詳しく解説していきます。
「子供にプログラミングを学ばせたい!」「プログラミングがどんなものなのか知りたい!」と考えている方向けに、Scratchの魅力や使い方をわかりやすくご紹介します!
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目次
Scratch(スクラッチ)って何?
Scratch(スクラッチ)はアメリカのマサチューセッツ工科大学によって開発された、無料で利用できる子供向けのプログラミング言語です。
マウス操作だけでプログラミングができる!
一番の特徴は、「ブロックを組み合わせるだけでプログラミングができる」というところです。
みなさんが想像するプログラミングといえば、映画でハッカーがしているような「黒い画面に英語(?)みたいな文字を入力するアレ」と思うかもしれません。
※あんな人はいません笑
スクラッチを使うことで、マウスの操作だけでキャラクターを動かしたり、音を鳴らしたり、条件によって実行するプログラムを変えたりすることができます。
インターネットブラウザがあればすぐに無料で使える!
特別なソフトをインストールしなくても、インターネットを使う感覚でスクラッチでプログラミングを始めることができます。
一般的なプログラミングといえば、事前に準備をしないといけないため、初心者にはハードルが高いのですが、Scratchではそのような準備が不要で始めることができるのが魅力の一つです。
インターネットがない状態でも使えるデスクトップ版もあります
ブラウザで使うオンライン版は、インターネットに繋がっていないと使えません。
ですが、インターネットがない状態でも使える「デスクトップ版」もあります。
インターネットがない環境でもスクラッチを使いたい場合は、こちらをダウンロードして使いましょう。
【あわせて読みたい】
子供のオンラインプログラミング教室ってどうなの?
未経験でもわかる!Scratch(スクラッチ)の基本操作
スクラッチの操作画面を実際に見て、どんなことをしているのかを一緒に学んでみましょう!
まずは、上のムービーを見てください。
緑の旗をクリックすると、ネコが斜めに走り始めます。
そして、マウスのカーソルがネコに当たると、ネコの動きが止まります。
このプログラムを例にして、Scratchで何ができるのかを考えましょう。
ゲームスタートの合図を送る
緑色の旗を押すとScratchのゲームが開始されます。
プログラムのブロックを見ると「『緑の旗』が押されたとき」というブロックがあります。
ですので、緑の旗を押すと、その下に続くプログラムが実行されていきます。
斜めに動かすプログラム
Scratchのルールとして「上のブロックから順番に実行される」というものがあります。
ですので、緑の旗を押してゲームがスタートされたら、次はそのすぐ下にある「45度に向ける」が実行されます。
Scratchでは「どんな方向」に「どんな速さで動かせるか」をすべて自分で決めることができます。
ここでは「45度に向ける」というブロックを使い、斜め右上に向かって走らせるプログラムになっています。
また、プログラミングの世界では、基本的に上から順番に実行されます。
そのため、緑の旗を押したらそのすぐ後に「45度に向ける」が実行され、ネコが向きを変えます。
ネコを動かすプログラム
次は、ネコを走らせるプログラムです。
「ずっと」というブロックに囲まれる形で「10歩動かす」「もし端についたら跳ね返る」というScratchのブロックがあります。
ブロックを読めばそのままの意味で「(ネコを)ずっと1o歩動かして、もし端についたら跳ね返って」という指示をプログラミングしています。
そのため、ネコはずっと動き続けます。「端」というのはScratchの画面の端っこなので、上下左右の端っこに当たると、方向転換してくれます。
ポイントは「ずっと」というブロックです。
このブロックがないと、ゲームが始まった瞬間に、ちょこん!と1度だけ動いて終わりです。
「ずっと」ブロックと組み合わせることで、動かし続けることができるようになります。
ゲームを止めるプログラム
これで最後です!
最後は、ゲームを止めるプログラムを作りましょう。
これも読めばわかると思います。
「もしマウスのポインターに触れたならら」「このスクリプトを止める」というブロックがあります。
「このスクリプト」というのは、画像のブロックが組み合わさったかたまりのことです。
ネコとマウスカーソルが当たったら、ネコを動かしていたプログラムが止まります。
プログラムが止まると、ネコも動かなくなります。
これで、Scratchの基本的な使い方を覚えることができました!
ブロックの順番を変えたら動かない!?
カンタンに見えて奥が深いScratchプログラミングの世界
たとえば「45度に向ける」を「ずっと」の中に入れてしまうとどうなるでしょうか?
この場合、「端に当たったら跳ね返る」と「45度に向ける」が同時に実行されます。
すると、端っこにあたったほんの一瞬だけ向きを変えようとしますが、その後すぐに「45度」に方向転換します。
なので、画面の右上で「端に当たったので向きを変え」「でもすぐに45度に向き」というのをいつまでも繰り返しています。
このように、Scratchでは順番をひとつでも間違えると、思っていた動きと全く違う動作をしてしまうことがあります。
なぜ思い通りに動かないのか?を考えることがプログラミング学習の本質
思い通りに動かないときは、必ず作ったプログラムのどこかに誤りがあります。
もちろん原因は一つではないかもしれません。
しかも、どこが間違っているかをScratchは教えてくれません。
そんなとき「このバグ起きているということは、たぶんこのプログラムが間違ってる」と原因を切り分けながら解決への道を進めていきます。
このように、簡単そうに見えてじつは奥が深いプログラミングの世界。
この体験を通じて、論理的思考力やプログラミング的思考力が養われます。
スクラッチでプログラムの作り方は他にもたくさん!
スクラッチでプログラミングをするときに「これってどう作るんだろう?」と思うことが多くあります。
そのような方のために、プログラムの作り方をご紹介します。
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プログラミングは頭の中にあることを言葉にすること
最近では大人のあいだで「言語化力」という言葉がよく使われます。
自分の気持ちを正しく言葉にする能力が重要、という時代です。
このことはプログラミングと大いに関係あります。
プログラミングはいわば「頭の中にあるイメージをプログラミングで言語化すること」だからです。
脳内イメージをScratchでプログラミング言語化する
Scratchで作りたいゲームが頭の中にあっても、それを正しくコンピューターに伝えないと動いてくれません。
「わざわざ『ずっと』って言わなくても、ずっと動いてよ」と思うかもしれませんが、コンピューターは指示がないことはできません。
なので、動く角度や、スピード、ネコの大きさ、何が起きたらゲームオーバーなのか、などすべて指示を出さないといけません。
このプロセスが「言語化」であり、このスキルはプログラミングの世界だけではなく、普段の生活でも重要とされるスキルになっているんです。
Scratchはなぜ小学生に人気なの?
Scratchが小学生を始め、多くの子供達に人気となっている理由はなんでしょうか?
それは、Scrathには、子供たちが夢中になって取り組むための様々な魅力があるからです。
ゲーム感覚で学べて楽しい!
Scratchでは自分の好きなキャラクターを、自由に動かしたりゲームにしたりすることができます。
まるでゲームをプレイするような感覚で、プログラミングを進められるので「勉強」ではなく「楽しい遊び」のようなスタイルに感じられます。
初めてのお子様でも「動いた!」「しゃべった!」というワクワク感が感じられて、どんどんやりたくなってしまうんです。
自分のアイディアをすぐに形にできる
「キャラクターをジャンプさせたい」「クリックしたら音を鳴らしたい」など、思いついたアイディアをすぐにブロックで実現できるのが、Scratchの魅力です。
こんな事もできるかな?と考えながら、作品を作り、そのプロセスを通じて想像力や自己表現力が自然と養われていきます。
世界中の作品を見たり、改造したりできる
スクラッチでは、共有という機能を使って誰でもゲームを遊べるようにできる機能があります。
さらに、その作品はプログラムも一緒に見ることができるので、面白いとおもった作品がどのように作られているのかをすぐに見ることができます。
自分も同じように作ってみたり、誰かが作った作品を改造したり、ということが気軽にできる環境が整っていることがScratchが子供たちに人気の理由の一つになっています。
Scratch(スクラッチ)でどんな事ができる?
先ほど、スクラッチのカンタンな使い方をお見せしましたが、他にもいろんなことができます。
ゲームを作る
スクラッチといえばゲームづくり!
ゲームを作っていく中で、様々なプログラミングの仕組みを自然と学ぶことができます。
大人でも楽しめる本格的なゲームもScratchで作ることができるんです!
イラストを描く
Scratchでは、自分で描いたイラストを動かしたり、ゲームのキャラクターやアイテムにすることができます。
描くだけでなく、その先のアレンジも無限に広がるので、紙に絵を描く以上のことができて「自分だけの作品」に仕上げることができます。
アニメーションを作る
イラストを動かすだけでなく、セリフを喋られせることもできます。
シナリオを考えて、それにそって動きをつけたりすることで、オリジナルのアニメーション作品に仕上げることもできます。
作った作品を公開する/他の人の作品で遊ぶ
Scratchの「共有」機能をつかうと、自分の作品を誰でもが遊べるように公開することができます。
作った作品を家族や友人に遊んでもらったり、他の人が作った作品を遊んだりできるところもScratchの魅力の一つです。
他の人が作ったScratch作品を改造する
Scratchで共有されている作品は、自分なりに改造することができます。
「ゼロから作るには難しい」「他の人が作ったプログラムを参考にして自分の作品に取り入れたい」といったことが可能です。
大人のプログラミングの世界でも、他の人が作った便利な機能をたくさん利用していますので、その感覚をつかむためにもScratchの共有機能を活かした作品づくりは将来のプログラミングに役立つ可能性を秘めています。
大人向けのプログラミングを勉強するときにも、Scratch(スクラッチ)が役に立つ
Scratchと文字を打つ(テキスト)プログラミングを比べると、テキストプログラミングのほうが「将来役に立つ」「本格的」と言われることがあります。
実際にScratchには制約があって実現できないこともありますが、プログラミングの考え方を学べるという点においては、子供たちにはScratchから学ぶことでえられる大きなメリットがあります。
Scratchも他のプログラミング言語も考え方は同じ
たとえば、JavaScriptというプログラミング言語があります。
プログラミング初学者が最初にやらされる勉強として、「繰り返し(ループ)」の仕組みを使って、0から19未満の数を出力せよ」というものがあります。
ScratchとJavaScriptのプログラムを比較してみると、書き方は違いますが、考え方はほぼ同じことがわかります。
このように、「Scratchはカンタンな子供向けの遊びプログラミング」だけではなく、本格的なプログラミング言語と同じ考え方をすることができます。
これによって、別のプログラミング言語を学習するときにも「Scratchでやったことがある!」と感じて、どんどん学習を進めることができるようになります。
Scratch(スクラッチ)をつかったプログラミング学習のメリット
Scratchは楽しみながら子供たちの成長にとっても大きなメリットがある学習ツールです。
そのポイントをいくつかご紹介します!
プログラミング的思考が身につく
Scratchをつかった楽しい作品づくりのプロセスを通じて「何を」「その順番で」「どう組み合わせるか」を考える必要があります。
これはプログラミングの基本である論理的思考力(プログラミング的思考力)を養うことに繋がります。
問題解決力の向上
Scratchでプログラミングをしていると「思った通りに動かない!」という場面が必ず出てきます。
大人のプログラマーでもプログラムを書くより、バグを治す時間の方が多い、という人もたくさんいます。
こんなとき、試行錯誤を繰り返しながら原因を探して、解決する力が養われます。
間違えたらすぐにやりなおせるので、トライ&エラーを繰り返しながら問題解決の力がグングン養われます。
プレゼンテーション力・コミュニケーション力
人見知りや恥ずかしがりの方にもScratchをつかったプログラミング学習はオススメです!
読書感想文は苦手でも、自分で作った作品についてならたくさん話せる!という子供たちをこれまでたくさん見てきました。
自分の作った作品に対するコメントや、他の子供たちの作品をみて新たな気づきを得たり、とった体験を通じて、人に伝えるコミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルも自然と身につくのです。
プログラミング教室では、発表会やコンテストなどのイベントを通じて、作品を見てもらう機会がありますので、子供のコミュニケーション力に不安を感じている方はそういった教室を見てみても良いかもしれません!
スクラッチのよくある質問
ここでは、スクラッチを使ううえで、よく起きるトラブルや質問についてお答えします!
スクラッチプロジェクトの共有方法
スクラッチでは、プロジェクトを共有する機能があります。
共有をしていないプロジェクトは、自分しか見ることができません。
共有したプロジェクトは、世界中の誰でもプレイすることができます。
作ったスクラッチ作品を家族や友達に見せたいときは、共有をするようにしましょう。
「サーバーが頭を掻いてるよ」と言われたとき
スクラッチのプロジェクトを開いたときに「あらまぁ、サーバーが頭を掻いてるよ」と表示されることがあります。
この場合は、作品が共有されていない可能性が高いです。
自分の作品なら、共有設定を見直してみましょう。
友達の作品なら、共有をしてもらうように伝えましょう。
スクラッチで「いらすとや」の素材を使ってもいい?
スクラッチでは、自分の好きな画像を読み込んで使うことができます。
このとき、こどもたちには著作権には気をつけてもらい、「使っていい画像」と「使ってはいけない画像」には注意してください。
有名な画像素材サイト「いらすとや」さんの画像は規約の範囲内で使ってもOKです。
アンズテックのオンライン子供プログラミング教室でScratch(スクラッチ)を学びませんか?
アンズテックは、小学生・中学生を対象にした完全オンライン型のプログラミング教室です。
特に「Scratch」を使った学習に力を入れており、ゲームが好きなお子様にオススメの環境が整っています。
少人数制・個別対応のレッスンで、子供たち一人ひとりの興味やレベルに合わせて楽しみながらプログラミングを学ぶことができます!
オンラインレッスンは自宅から受講できる手軽さと安全性があり、保護者の方からも高い表を得ています。
お子様の画面を見ながらレッスンをすすめるため、パソコンに不慣れなお子様でも、安心してご利用いただくことができます。
講師は現役のITエンジニアやゲーム制作会社のプログラマーなど、技術に強く教育経験豊富な講師がいます。
プログラミング技術だけでなく「ゲームクリエイターになるにはどうすればいい?」など、将来のキャリアについて相談される方もいます。
お子様の「やってみたい!」という気持ちを大切にしながら、考える力・伝える力・想像する力を伸ばせるのがアンズテックの大きな魅力です。
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