
【2025年最新版】小学校プログラミング教育まるわかりガイド
2020年度から小学校で始まった「プログラミング教育」。 全国の小学校で本格的に広がってきている一方で、不安を感じる保護者の声も多く聞かれます。 「何をするのかよくわからない」 「家では何をしてあげれば良いのかわからない […]



2020年度から小学校で始まった「プログラミング教育」。
全国の小学校で本格的に広がってきている一方で、不安を感じる保護者の声も多く聞かれます。
「何をするのかよくわからない」
「家では何をしてあげれば良いのかわからない」
この記事では、そんな保護者の方に向けて
- 小学校でのプログラミング教育は、どんな目的で行われているのか?
- どんな内容が行われているのか?
- 授業のプログラミングの内容や最新の実施状況
- 「うちの子は大丈夫?」という不安の解消方法
- 家庭でできるサポートの方法
などを、わかりやすくご紹介します。
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目次
なぜ小学校でプログラミングをやるの?
プログラミング教育と聞くと、プログラマーを育てるための教育?と思われるかもしれません。
ですが、小学校でのプログラミング教育の目的は、プログラマーを育てることが目的ではないんです。
文部科学省がプログラミング教育を始めたのは「考え方」を育てるためなんです。
プログラミング教育の3つの目的
文部科学省の資料によると、小学校でのプログラミング教育の目的は以下の3つになります。
①「プログラミング的思考」を育むこと
②プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気付くことができるようにするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと
③各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすること小学校プログラミング教育の手引(第三版) ( https://www.mext.go.jp/content/20200218-mxt_jogai02-100003171_002.pdf )より抜粋
むずかしいので、簡単に言うと
- 考える力を育てる
- コンピューターやプログラムの大切さに気づく
- 算数や理科などをもっとよくわかるようにするため
つまり「パソコンが得意になること」や「プログラマーになること」が目的ではなくて、これからの時代に必要な「考え方」や「気づく力」を育てるためにプログラミングを活用しているんです。
「プログラミング」という科目があるの?どんなことをしているの?
いいえ。「プログラミング」という授業科目はありません。
「小学校で必修化」と聞くと、「プログラミングの科目ができたんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
それでは、小学校でのプログラミングを使った授業はどんなことをしているのでしょうか。
小学校でのプログラミングの授業は、算数や理科、総合的な学習の時間など、各科目の中で行われます。
算数
算数の授業では、図形の単元でをプログラミングを使って理解を深める取り組み例が文科省の資料に掲載されています。
たとえば
「正方形は10歩進んで、90度右に回転する…を”4回”くりかえす」
「三角形は10歩進んで、60度右に回転する…を”3回”くりかえす」
というように、プログラミングの「繰り返し」を使って、作図を行い、図形についての理解を深める。といった取り組みが行われています。
理科
理科の授業では、電気の性質や働きを利用した道具について、どんな仕組みで動いているのかをプログラミングを用いて理解する学習などが想定されています。

『小学校プログラミング教育の手引(第三版) ( https://www.mext.go.jp/content/20200218-mxt_jogai02-100003171_002.pdf )』 より引用
学年によってプログラミングの授業内容は変わるの?
はい、変わります。
具体的な内容は学校や先生によって異なりますが、大ざっぱにまとめると以下のようになります。
- 1〜2年生:パソコンを使わずに「順序を考える力」にふれる
- 3〜4年生:少しずつパソコンを使い、「楽しく考える練習」をする
- 5〜6年生:スクラッチなどを使用して、教科と結びついたプログラミングを学ぶ
多くの方がイメージする「プログラミング」の内容が入ってくるのは小学校高学年の授業から、という学校が多くなっています。
先ほど紹介した、算数や理科の授業例は高学年を想定してた内容になっています。
小学校でのプログラミングの授業って、どれくらいの時間やってるの?
小学校でのプログラミングの授業時間についてご紹介します。
- 小学校5年生:平均 5.8時間/年間
- 小学校6年生:平均 6.7時間/年間
参考:令和4年度公立小・中学校等における教育課程の編成・実施状況調査 4. プログラミングに関する学習指導の実施状況( https://www.mext.go.jp/content/20240430-mxt_kyoiku01-000029047_01.pdf )
一部の学校ではプログラミングの授業がまだ実施されていない例もあるようです。
教科では、特に算数や理科、総合学習の時間の中で、プログラミングが導入されているのが一般的です。
プログラミング教育の不安 Q&A
小学校でのプログラミング教育について、保護者の方からよく聞かれる心配事を、Q&A形式でまとめました。
授業についていけるか心配です。
大丈夫です。専門知識はいりません。
小学校でのプログラミングの授業では、大人がイメージする「パソコンを使ってプログラムを打ち込む」というイメージではなく、パソコン上でプログラムのブロックを組み合わせて動きを作るような内容が多いため、パソコンが苦手な子どもでも楽しめるような内容になっています。
一方で、プログラミングが好きなお子様には物足りない場合もありますので、お子様のやる気がある場合はプログラミングスクールを利用する方も増えています。
家にパソコンがないけど大丈夫?
学校の授業だけでも十分に学べる内容です。
現在は1人1台パソコンやタブレットが用意されていますので、自宅がにパソコンがなくても授業に支障はありません。
もし家庭でも「もっとやりたい!」「練習したい!」という場合は、無料で使えるアプリや教材もありますので、それらを活用すると安心です。
プログラマーになるための授業ですか?
いいえ、”プログラマーになること”が目的ではありません。
小学校でのプログラミング教育の目的は「順序立てて考える力」や「ものごとのしくみを理解する力」を育てることです。
あくまで「考える力」を育てるための手段としてプログラミングが利用されていますので、プログラマーを育てることが目的ではありません。
成績はどうやってつけられるの?
点数ではなく「考え方」や「取り組み方」が評価されます。
プログラミングはまだ教科ではないので、通知表に特別な項目があるわけではありません。評価は、「どれだけ工夫して考えたか」など、プロセスを重視する内容が多くなっています。
プログラミングに対して家庭でできるサポート
「家でもなにかしてあげた方が良いの?」
そんな保護者の方に向けて、特別な知識がなくてもできる、サポート方法をご紹介します。
タイピングの練習をしてみる
小学校の段階では、高度のタイピングは求められませんが中学・高校での技術家庭や情報Ⅰの授業で、上のレベルのプログラミングの機会も待っています。
その点では、パソコンの基本操作である「タイピング」に慣れておくことは今後役に立つ場面が増えてきます。
ゲーム感覚でタイピングを学べるサイトも数多くありますので、親子で一緒にタイピングにチャレンジしてみると、プログラミングの授業をより楽しめる可能性が広がります。
家でもプログラミングができる環境を整える
学校で用意されているパソコンやタブレットでは、スクラッチなどのプログラミングサービスにアクセスできない設定がされているケースもあります。
そのような場合には、自宅でもプログラミングにふれることのできる環境が整っていると、お子様のプログラミングへの興味関心を育てる近道になります。
スクラッチであれば、動作も軽いため、少し古いパソコンでも動作しやすくなっていますので、余裕があれば気軽にプログラミングに触れられる環境を用意してみましょう。
学校外で学べる場所を探してみる
ボランティアや近所のイベントなどで、プログラミング体験会などが開催される事が増えています。
- スクラッチなど無料で使えるプログラミングサービスを試してみる
- 自治体や企業が行っている体験イベントに参加してみる
- オンラインのプログラミング教室で習ってみる
興味のあるお子様には、このような学校外の教材や教室を活用するのもオススメです。
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プログラミング教育は小学校だけではない
プログラミング教育は小学校だけのものではありません。
中学になると、技術家庭科の科目でプログラミング教育が実施されていますし、高校では情報Ⅰという科目でもプログラミングの内容があります。
大学入試の共通テストでも「情報Ⅰ」が科目として新設されたこともあり、プログラミングは小学校で終わりではなく、今後も広がっていくことが予想されます。
最近では、ChatGPTなどの「生成AI」の話題もあり、子どもたちには「テクノロジーを使いこなす力」も求められる時代になってきます。
中学高校での授業や、AI・ロボットなどのトレンドのテクノロジーの話題もあり、小学校のうちにプログラミングの土台を作っておくことは重要になってくるでしょう。
「うちの子にはまだ関係ないかも」と思うかもしれませんが、今の“ちょっとした経験”が将来の自信や選択につながることがあります。
だからこそ、小学校のうちからプログラミングに対して「やってみたい」「おもしろい!」という気持ちを育てることが、将来の“好き”を見つける第一歩になるのです。
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