【アイデアを形に、想いを言葉に】子どもプログラミング発表会「アンズテックデイ」の舞台裏

プログラミングは目的ではなく手段。発表会イベント「アンズテックデイ」を通して、子どもたちは“想いを形にし、言葉にする力”を育んでいます。

【アイデアを形に、想いを言葉に】

アンズテックでは、日々たくさんの子どもたちがプログラミングを学んでいます。

Scratchでゲームを作ったり、Unityでキャラクターを動かしたり、コンテストに向けてPythonを勉強したり、自分のホームページを作っていたり…
一人ひとりが、日々プログラミングを通じて自分の課題に取り組んでいます。

私たちは、「コードを書くこと」が目的ではなく、「作りたいものを作るため」にプログラミングを学んでほしいと考えています。

プログラミングを経験した人なら誰しも「自分の作りたいものを作る瞬間が、一番の成長になる」というのは共感してもらえると思います。

そのため、普段のレッスンでも自分が取り組みたい課題を学んでもらえる環境づくりをしています。

そして、1年間の学びの集大成として「アンズテックデイ」というオリジナル作品のプレゼンイベントを実施しています。

この記事では、なぜアンズテックデイを行うのか、その背景についてお伝えします。
アンズテックの取り組みについて、あなたにも知っていただくことで、子どもたちやその保護者にもプログラミングついて興味を持つきっかけになると考えています。

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なぜアンズテックデイが生まれたのか?

イベントのきっかけはある一人の生徒の言葉でした。

授業の終わりに「ゲームを作ったから見てみて!」と声をかけてくれた子がいました。

その姿を見て、「子どもたちは”つくる”だけではなく、”見てほしい”という気持ちを持っている」と気づきました。
そして、その思いに応えられる場を作りたい。そんな気持ちからアンズテックデイは誕生しました。

次回は2026年1月。
第4回となるアンズテックデイが開催されます。

アンズテックデイの目的

アンズテックデイは、プログラミングコンテストではありません。
結果だけではなく、完成に至るまでのプロセスを重視したいという想いから、イベントの設計を行っています。

発表会の目的とプロセス

作品の完成度よりも「どんな思いで作ったか」「なぜこの作品にしたのか」を大切にしています。

発表までのプロセスは以下のような流れで行われます。

  • まずは企画書づくり。どんな作品を作るか、テーマや仕様を自分のことばで整理します。
  • スケジュールをたてる。限られた時間の中でどう進めるかを自分で考えます。
  • そこから作品制作。試行錯誤を重ねながら完成を目指します。
  • 完成後は発表準備。発表の原稿を書いたりスライドを作ったりしながら、伝えたい思いを自分の言葉にしていきます。

この流れの中で、子どもたちは自然と「自分のアイデアを形にする力」を身に着けていきます。
単に「プログラミング技術の成長」だけではなく、「始める力」「やり切る力」「創造する力」を育てる経験につながります。

「なぜこの作品にしようと思ったのですか?」

発表原稿は全員、事前に講師が内容を確認しています。

その時に必ず聞くのが「どうしてこの作品にしようと思ったんですか?」

この質問を通じて、自分の内側にある”きっかけ”を言葉にしてほしいと思っています。
「お母さんに遊んでほしい」「昔好きだったゲームを自分でも作りたかった」そんな一言があるだけで、作品にぐっと“その子らしさ”が宿ります。

発表内容はすべて子どもたちに任せています。
私たちはフィードバックを伝えますが、それを反映させるかどうかは本人の自由です。
ただ、自分の原体験や、伝えたい相手を思い浮かべながら発表を準備することは、どの子にとっても大きな意味があります。

楽しみながら考えを深める

アンズテックデイの準備期間には、“考えを深める”ポイントがいくつも見られます。
たとえば、

  • 企画書づくりでは、自分のアイデアを他人に説明できるように整理する。
  • スケジュールづくりでは、限られた時間の中でどう進めるかを自分で計画する。
  • 完成後には、発表用の原稿やスライドを自分の言葉で作成する。

この一連のプロセスを通じて、子どもたちは「作る」力だけでなく、「伝える」力を少しずつ身につけていきます。

うまく話せなくても、言葉に詰まっても構いません。
自分で考え、つくり、伝えようとする姿勢こそが、アンズテックデイの本当の価値だと思っています。

今年のテーマは「まぜる」

『アイデアの作り方』(著:ジェームズ・ヤング)という80年以上読まれ続けている本によると、

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ

だと書かれています。

「まぜる」というテーマから、新しい組み合わせを考えて、あなただけのアイデアを見つけてほしいと考えてこのテーマを選びました。

たとえば、昨年のアンズテックデイに提出された作品のひとつに「モグラが遊園地を壊すのを防ぐゲーム」という作品があり「その発想はなかった」と、いたく感心しました。
そのようなまだ見ぬ新しい世界を見せてほしいと思っています。

11月からすでに作品作りに取り組んでおり、今年も発表までのあいだどんなふうに作品がつくられていくのかとても楽しみです。

まとめ:アンズテックが大切にしている学びのかたち

4回目を迎えるアンズテックデイは、アンズテックの文化の一つになっています。

発表する子どもたちはもちろん、見守る保護者やスタッフにとっても特別な意味をもつ1日になっています。

子どもたち自身の成長だけではなく、見ている側もまた新しい発見や刺激をもらうことができる。
このイベントを通じて、アンズテックの想いを知っていただけることを期待しています。

プログラミングという手段を通じて、自分のアイデアをカタチにする。
この経験が、これからの社会を生きる子どもたちの自信になります。

それぞれの想いがカタチになり、発表によって広がっていく1日を今から楽しみにしています。

アンズテック子どもプログラミング教室

アンズテック子どもプログラミング教室

アンズテックは、小中学生向けの完全オンラインプログラミングスクールです。ScratchやUnityを使い、子どもの興味に合わせた楽しいカリキュラムで、創造力・思考力・ITスキルを育みます。全国どこからでも現役プログラマーの受講が可能!

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