Scratchでジャンプするプログラムの作り方!カンタン・ふつう・むずかしいの3つの方法をご紹介します!
Scratchでジャンプのプログラミング方法を学ぶ。初心者から上級者まで使えるジャンプの作り方を段階的に解説。効果的なプログラミング手法を紹介!
Scratchを使って、ジャンプするプログラムのプログラミング方法をご紹介します!
ジャンプは、キャラクターが「地面に足がついている」「空中にいる」「再び地面に着地する」の3つの状態から成り立っています。
これらをいかに上手にプログラミングするかが、ジャンプのリアリティを左右します。
今回は、初心者から上級者まで楽しめる3つのジャンププログラミング方法を紹介します。
目次
カンタン:基本的なジャンププログラミング
最もシンプルなジャンプは、キャラクターを短時間だけ上に移動させてすぐに元の位置に戻す方法です。
ブロック数も少なく、かんたんに作れるので、まずはここから試してみましょう。
Scratchの動作
プログラム
まずは、キーが押されると、Y座標を100ずつ変え
ます。(お好きな数字に変えてください。)
次に、空中で少し待機する時間を「◯秒待つ」
のブロックをつかって作ります。
最後に、Y座標を-100ずつ変え
て、元の位置に戻ります。
これだけでもジャンプしているように見えるので、かんたんに作りたい方はこの方法でプログラムしてみましょう!
ふつう:自然なジャンププログラミング
次は、キャラクターが上がったり下がったりする場面をなめらかにし、ジャンプの動きを自然になるようにプログラムしてみましょう。
Scratchの動作
プログラム
キーが押されると、「Y座標を10ずつ変える」
を「10回繰り返し」ます。
続いて、空中で待機する時間を「◯秒待つ」
ブロックを使って作ります。
最後に、「Y座標を-10ずつ変える」
を「10回繰り返し」
ます。
このプログラムで、10×10回 = 100ピクセルのジャンプが作れます。
上昇と下降の様子がアニメーションされるので、よりジャンプしている感じが伝わりやすくなります。
むずかしい:物理法則をつかったジャンププログラミング
重力や速度などの物理的な要素を取り入れることで、よりリアルなジャンプを実現します。
プログラム
まずは、ジャンプ速度
という変数を作成し、変数の値を15にします。
Y座標を変数「ジャンプ速度」ずつ変える
、と「ジャンプ速度を-1ずつ変える」
これを31回繰り返し
ます。
このプログラムによって、ジャンプ直後は上への移動が大きく、徐々に移動が小さくなります。
そこから下への移動が小さくはじまり、徐々に移動が大きくなります。
ポイントは、「ジャンプ速度」と「繰り返す回数」です。
ジャンプ速度によって繰り返す回数が変わるので、「何回繰り返せばいいか」を間違えてしまうと、地面に埋まってしまったり、空中に止まってしまうことがあります。
結論を言うと、「ジャンプ速度 × 2 + 1」
を「繰り返す回数」
に入れます。
上の図では、ジャンプ速度が「15」なので、2倍にして1を足した「31」回繰り返します。
なんで1を足すの?
1を足す理由は、頂上に到達したタイミングで1回だけ「移動量がゼロ」のプログラムが実行されるからです。
そのため、移動しない1回を計上した「ジャンプ速度 × 2 + 1」回の繰り返し
が必要になります。
「むずかしい」を一般化したプログラム
「ジャンプ速度」を変えるたびに「繰り返す回数」も変更するのがイヤ…
という方はこちらのプログラムを使ってください。
「ジャンプ速度」という変数をつかって、繰り返す回数を計算しています。
一番下に1回分追加しているのを忘れずに!
これらの手法を用いることで、Scratch上でさまざまなジャンプ動作を実現できます。
最初は簡単な方法から始めて、徐々に複雑なプログラミングにチャレンジしてみましょう。
プログラミングは実践が何よりも大切です。
ぜひ、これらの手法を使って、楽しみながらScratchの学習を進めてください!