子どもにゲームプログラミングを学習させるメリットデメリット
2020年頃から、「子どもの将来なりたい職業ランキング」に「ゲームクリエイター」がランクインするようになりました。 参考) 2021年度 小学生「将来なりたい職業」ランキングトップ10 この背景には、学校プログラミングの […]
2020年頃から、「子どもの将来なりたい職業ランキング」に「ゲームクリエイター」がランクインするようになりました。
参考) 2021年度 小学生「将来なりたい職業」ランキングトップ10
この背景には、学校プログラミングの必修化やYouTubeでのゲーム制作が人気になっているなどの影響がありそうだと感じています。
さて、ゲームクリエイターになるには、ゲーム制作をするスキルを学ぶ必要があります。
ゲームクリエイターと言っても、プログラマーやデザイナー、シナリオライター、アニメーション、サウンドエンジニアなど様々な職種があります。
今回は、ゲームプログラミングを子どものうちから学ばせるメリットとデメリットについて考えてみましょう。
子どもがゲームプログラミングを学ぶメリット
コンピューターの知識
子どもたちはゲームプログラミングを通じてコンピューターやパソコン操作の基礎を学ぶことができます。プログラミングによって、アルゴリズムやITの仕組みを理解することができます。
創造力
面白いゲームをつくるためには、どんな仕組みでどんなストーリーにすれば楽しんでもらえるかを考えるため、創造力や発想力の向上が期待できます。
自分で考えたアイディアを自分の手でカタチにするプロセスは、学校や塾ではなかなか学べない貴重な体験になります。
将来の可能性の広がり
子どもたちがゲームプログラミングを学ぶことで、将来の選択肢を広げることに繋がります。
ゲームクリエイターのキャリアにつながることはもちろんですが、それ以外の選択肢の拡大も考えられます。
現在の仕事の大部分はITに関わるスキルが求められ、テクノロジーの進歩で生まれる新しい仕事にもプログラミングのスキルを活かすことができます。
英語力の向上
プログラミングを通じて子どもたちの英語力の向上につながることがあります。特にテキストプログラミングでは、英語がベースになっていることが多く、プログラミングを通じて英単語を覚えることにも繋がります。
(私もプログラミング学習やプログラミングの英語記事を読むことで学生時代に英単語の語彙を増やしました。ただし英会話に関しての効果はあまりありません)
これらのメリットが考えられます。
デメリットについても考えてみましょう。
子どもがゲームプログラミングを学ぶデメリット
難しいと心が折れてしまう
プログラミングは難しいと感じることがあり、子どもたちがコンピュータやプログラミングに苦手意識をもってしまうことがあります。
ゲームをしすぎる
「プログラミングの勉強のため」と言ってゲームのプレイ時間が増える可能性があります。
『学力の経済学』という本によれば、ゲームで遊ぶ時間が1日に2時間を超えると、成績に悪影響が出る可能性が高くなると言われていますので、バランス良くプレイしましょう。
子どもにゲームプログラミングをさせるときの注意点
ゲームプログラミングは、子どもたちにとって楽しく学べる特別な体験であり、創造力や思考力を向上させる効果も期待できます。
一方で、適切な学習ができないと、途中で諦めてしまったり、遊ぶ割合が増えすぎてしまったりという可能性もあります。
適切な難易度の調整
プログラミングの難易度が難しすぎたり簡単すぎたりすると、成長が鈍化する可能性があります。
子どもたちのスキルに合わせて、適切な難易度になるように考えましょう。
質問できる環境
諦めてしまうときは、作りたいプログラムが作れないときが最も大きいポイントです。
プログラミングに関して質問できる手段を用意しておくと良いでしょう。
詳しい人に直接聞く、ネットで質問をする、本や教材を活用する、などが考えられます。
最後に
子どもがゲームプログラミングを学ぶことは、将来のキャリアに繋がる可能性がありますが、それ以上に、子どもたちがプログラミングを学ぶ過程で得られる様々な体験が重要です。
思考力や創造力、完成できたときの達成感などプログラミングならではの経験がたくさんあります。ぜひ、お子様の将来の夢にむかってプログラミングにチャレンジしてみましょう!
アンズテックプログラミング教室では、一人ひとりに合わせたカリキュラムの設計や、オリジナルの作品制作に取り組める環境を要ししています。その他にも、オンラインでいつでも先生に質問できるコミュニティや様々なイベントを通じて楽しくゲームプログラミングを学ぶことができます。