小学生からのUnityでC#ゲームプログラミング | 変数の種類と書き方【C#プログラミング基礎編 ③】
小学生や中学生の子供向けに、Unityを使ったゲームプログラミングの基本をわかりやすく解説します。今回は「変数」の使い方について学習しましょう!初心者も安心の基礎の基礎からC#を使ったプログラムの方法をお知らせします。
こんにちは!アンズテックオンライン子どもプログラミングスクールです!
今日は、小学生からのUnityでC#ゲームプログラミング | 変数の種類と書き方【C#プログラミング基礎編 ②】をやっていきましょう!
初めての方は、まずはUnity C#プログラミング基礎編 ① をご覧ください!
目次
Scratchの変数とC#プログラミングの変数の違い
「Scratchで変数を使ったから知ってるよ」という方も多いかもしれませんが、Unityで扱うC#プログラミングとは、すこし使い方が異なります。
- 変数の種類ごとに書き方が違う
- 変数の名前にはルールがある
といったところが、Scratchの変数と違う部分になります。
変数の種類ごとに書き方が違う
Scratchでは、どんな文字が入る変数でもひとつの変数として使うことが出来ました。
ですが、C#をはじめテキストプログラミングでは、変数の種類ごとに作り方が違います!
例えば、整数を入れるときはint(インテジャー型)で変数を宣言したり、「こんにちは!」のような文字列を入れたいときは、string(ストリング型)の変数を使わなくてはいけません。
実際に見てみましょう。
int score; //得点
float weight; //体重
string name; //名前
bool rain; //雨が降っている
score = 100;
weight = 40.5f;
name = "後藤";
rain = true;
変数を作るときはこのように、
変数の型 変数名;
として変数を作ります。
この型を間違えると、エラーが出てしまうことがありますのでしっかり覚えておきましょう!
float:小数(0.1, 3.14 など)
string:文字列(こんにちは! など)
bool:真偽値(正しい / 正しくない)
さきほどのint score;
では、整数型のscore
という名前の変数を作りました。
整数型なので、小数点は扱えません。
そして、その後のscore = 100;
というプログラムでは、変数score
に100
という値を入れています。
変数の値を出力してみよう
このあとに、
Debug.Log(score);
Debug.Log(weight);
Debug.Log(namae);
Debug.Log(rain);
と書いて、変数の値を出力してみましょう。
//Console
100
40.5
後藤
True
コンソールには、このように表示されます。
エラー出ていなければ正しくプログラムがかけています!
変数の名前にはルールがある
もう一つの変数のルールは、変数の名前の付け方です。
C#のようなテキストプログラミングでは、名前の付け方に守るルールがあり、このルールを守らないと変数を作ることが出来ません。
変数に「使えない🙅♀」名前のつけかた
!name
のように記号があるものは使えません。
12345
のように数字だけの変数名も使えません。
100cm
のように、数字が先頭に来る名前も使えません。
a b
のように、スペースが含まれる名前も使えません。
なまえ
のように、日本語も使わないようにしましょう(使えなくはないけど使わないほうが良い)。
また、全角の文字も使わないようにしてください。
その他に、「予約語」と言われるプログラミング言語で特別な意味をもつ単語も使えません。
たとえば、int
やfloat
など、すでにプログラミング言語で先に使われている言葉は使えません。
変数に「使える🙆♀」名前のつけかた
name
のように、アルファベットのみは使えます。
name123
のように、アルファベットのあとに数字がくるなまえは使えます。
name_123
のように、アンダースコアは使えます。!や?は使えませんがアンダースコアだけは使うことができます。(ハイフンもNG)
Name
のようにアルファベット大文字の名前は使えます。
これらのポイントに気をつけて、変数を使いましょうね!
最後に
C#のプログラミングをするときは、変数の型の種類や名前の付け方にルールがありますので、ルールを覚えて正しく使えるようにしましょう!
すべてを覚えていなくても大丈夫です。「変数にはルールがあったな」ということだけ覚えてもらえれば、使うときに調べながらプログラミングをすればOKです。
今回紹介した型以外にも様々な型がありますので、つかいながら覚えていってくださいね。
それでは、また次回のC#プログラミングレッスンでお会いしましょう!」