なぜ子供にプログラミング教育が必要とされるのか?時代の背景を考えながら解説します。
小学生の子どもたちにプログラミングは必要なのか?どんなチカラが身につくのか?これからの時代はどんなプログラミングが求められるのかについて、小学生のお子様をもつ親御さんむけにご説明します。
小学生のプログラミング教育の必修化がはじまり、本格的にプログラミングが必要とされる時代がはじまりました。
そこで、現在のプログラミングの業界の流れから、これからの社会を生きる子供たちに必要とされるプログラミングのスキルについて知っておいてもらいたい内容をご紹介します。
目次
そもそもプログラマーの仕事とは?
「プログラマー」という職業といえばどんな仕事を想像するでしょうか?
黒い画面にむかって何やらプログラムを書いて、それがアプリになって動いたりする…らしい…
といった印象を持っている方が多くいます。もちろん、プログラムを書くのがプログラマーの仕事なのですが、それだけではありません。
実際は「作りたい機能をつくるために、どのようなプログラムをつくればいいか考える時間」のほうが多いのです。
なぜプログラムを考える時間のほうが長くなるの?
プログラムは人間と違って指示されたこと「だけ」をこなします。
「いい感じにやっておいて〜」という曖昧な指示ではプログラムが思ったとおりに動いてくれません。
たとえば「Aボタンを押したらキャラクターがジャンプする」というプログラムを作るとします。
できました!
ですが、なにも考えずにこれを作ってしまうと
Aボタンを連打したら無限に空中をジャンプできるようになってしまう…
プログラムを作るうえでは、起こりうる全ての条件を考え、あらゆる場面の動きをプログラムしないといけないのですね。
この「起こりうる全ての条件を考え」るのがとっても大変なので、作るよりも考える時間のほうが長くなるということが必要なわけです。
プログラムを通して子どもが身につける力
作りたいものを作るには何が必要なのか、どんなコトが起こりうるか…
といった様々な状況を考えられる力を身につけることができます。
これはプログラミング以外でも必要で、たとえば「待ち合わせの時間どおりに目的地につく」といったことや「ハンバーグを作る」「夏休みの宿題を終わらせる」などの計画をするうえでも大切なチカラです。
要するに「必要な機能を考えて正しく設計するチカラ」がプログラミングを通して身につけることができるようになるのです。
プログラムを書かなくてもプログラムを作れる時代がきている
プログラムは手段であって目的ではありません。
作りたいものを作れればどんなカタチでもいいわけです。
最近では、ノーコードやローコードと呼ばれる仕組みにより、プログラムを書かなくても機能を組み合わせるだけでアプリが作れます。
わかりにくいので料理にたとえて説明します。
料理では「材料を切る、分量を計る、混ぜる、煮る、焼く、炒める…」などの組み合わせで作ります。
高度なテクニックは省略しますが、基本的にはこのような組み合わせを知っていれば子どもでもハンバーグが作れるのですね。
これと同様に、プログラムも必要な機能は共通することが多いので、「あらかじめ用意された機能を組み合わせるだけでアプリが作れたら便利だよね!」という発想で、プログラムを書かずに、マウス操作だけでも様々なアプリが作れるようになっています。
特に、ちょっとしたものをササッと作る程度であればプログラムなしでも良い時代が到来しています。
そんな時代だからこそ「必要な機能を考えて正しく設計する」というチカラは今後ますます必要になってきます。
アンズテックのプログラミング学習
たとえば世界中で小学生の子供たちを中心に利用されているScratch(スクラッチ)というソフトも、ブロックを組み合わせることでゲームが作れます。ここでもプログラムを書かずに正しく設計するチカラを身につけることができます。
新たに始まったUnityのカリキュラムでも、用意されているプログラムを組み合わせることで、プログラムを書かずに本格的なゲームを開発することができます。
このように、アンズテックのプログラミング学習を通して子供たちは「考えるチカラ」を身につけることができ、このチカラが将来必要とされるスキルとなってくるのです。
「プログラミング」と聞くとゲームを作ったり遊んでいるように見えるかもしれませんが、たくさん頭をつかって考え抜く知的な作業なんです。
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